坪単価とは
坪単価とは、土地や建物の価格を面積(坪)で割った、1坪あたりの価格のことです。日本では、不動産の面積を表す単位として、平方メートル(㎡)のほかに「坪」が慣習的に使われています。1坪は約3.3平方メートル(正確には、3.305785平方メートル)です。
坪単価は土地の価格の相場を把握したり、広さの異なる物件を比較したりする際に便利な指標です。
計算方法
- 坪数 = 面積(平方メートル)÷ 3.305785
- 坪単価 = 売買価格 ÷ 坪数
- 平米単価 = 売買価格 ÷ 面積(平方メートル)
- 坪単価 = 平米単価 × 3.305785
たとえば、100平方メートル(約30.25坪)の土地が3,000万円で売買された場合、坪単価は3,000万円 ÷ 30.25坪 = 約99万円です。
坪単価の使い方
坪単価は売却価格の目安を考える際に役立ちます。たとえば、近隣で坪単価90万円の取引事例が複数ある場合、自分の土地(40坪)の価格は90万円 × 40坪 = 3,600万円程度が目安となります。
ただし、坪単価は土地の広さや、形状・接道・方位によって、変わります。一般に面積が広くなると、坪単価は下がる傾向があります。また、角地や整形地は坪単価が高くなる傾向があります。
坪単価の注意点
- 広い土地は坪単価が下がる傾向がある(総額が大きくなるため、買主が限られる)
- 土地と建物の坪単価は別物(建築費の坪単価は建築会社が示す、建物の坪単価)
- マンションは専有面積あたりの、単価(平米単価・坪単価)で比較する
- 公示地価・路線価の1平方メートルあたりの価格を坪単価に換算する場合は3.3倍する
坪単価はあくまで、目安です。最終的な価格は物件の条件で決まります。
建物の坪単価
建築費の坪単価は新築の建築費を延べ床面積(坪)で割った、金額です。ハウスメーカーや工務店が建築費の目安を示す際に使われます。構造・仕様・設備によって、坪単価が異なります。
売却の場面では、建物の評価は築年数に応じて、下がるため、新築時の坪単価と売却時の評価は異なります。建物の価値は原価法などで、評価されます。詳しくは、原価法の項目をご覧ください。
モデルケース:坪単価で売却価格の目安をつかんだ例(イメージ)
Mさんは、売却する土地(120平方メートル、約36.3坪)の価格の目安を知りたいと考えました。近隣で最近取引された、似た条件の土地の坪単価を調べたところ、85万円〜95万円でした。
90万円 × 36.3坪 = 約3,267万円が目安とわかりました。不動産会社の査定は約3,300万円でおおむね、一致していました。坪単価を使って、事前に目安をつかんでおくと、査定額の妥当性を判断しやすくなります。