測量費とは?

測量費とは、土地の境界を確定するために土地家屋調査士などに依頼して行う、測量の費用のことです。売却では、買主との間で境界・面積を明確にするため、確定測量(隣地所有者・官公庁の立ち会いを経て、境界を確定する測量)を売主の負担で行うことが多くあります。費用は土地の面積・形状・隣接地の数・官民境界の有無などによって、大きく異なり、期間も数か月かかることがあります。

この用語のポイント

  • 確定測量は境界を隣地・官公庁との立ち会いで、確定する測量。売買の前提として、求められることが多い
  • 費用は土地の広さ・隣接地の数・官民境界・境界標の有無などで、変わる。必ず、見積もりを取る
  • 測量には、数週間〜数か月かかる場合がある。売却スケジュールに余裕を持たせる
  • 売主負担が一般的だが、買主との合意で決まる。測量せずに、売る方法もある
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このページの目次

測量費がかかる場面

土地や土地付きの戸建てを、売却する際、買主が境界を明確にした状態での、引き渡しを、希望することが多くあります。特に住宅ローンを利用する買主や土地を分割して、建築する買主は境界の確定を条件とする、傾向があります。

境界が不明確なまま、売却すると、引き渡し後に隣地との、トラブルになる可能性があります。売主が境界を確定させて、引き渡すことで、安心して、取引できます。詳しくは、境界と測量が売却に必要な理由の項目をご覧ください。

測量の種類と費用の考え方

  • 確定測量:隣地所有者・官公庁(道路・水路など)の立ち会いを経て、境界を確定。境界確認書(筆界確認書)を取り交わす。費用・期間とも、大きい
  • 現況測量:現状の土地の形状・面積を測量する。隣地の立ち会いは、なし。費用は確定測量より低い
  • 地積更正(登記上の面積の訂正):測量結果に基づき、登記の面積を訂正する場合

詳しくは、確定測量、現況測量の項目をご覧ください。

費用が変わる要因

  • 土地の面積・形状:広い・形が複雑だと、費用が増える
  • 隣接地の数:立ち会い・境界確認の対象が増えると、費用・期間が増える
  • 官民境界の有無:道路・水路などの、公有地に接する場合は官公庁との、協議・立ち会いが、必要
  • 境界標の有無:境界標が失われている場合は復元が必要
  • 過去の測量図の有無:資料があると、効率的

測量費は個別に大きく、変動するため、複数の土地家屋調査士に見積もりを、依頼して、比較しましょう。

負担者と進め方

測量費は売主が負担するのが、一般的ですが、売買契約の特約で買主との、負担割合を決めることもあります。契約前に測量の要否・負担者・実施の時期を確認しましょう。

  1. 土地家屋調査士に依頼する(不動産会社が紹介する場合もある)
  2. 法務局・役所で資料(測量図・公図など)を調査
  3. 現地で測量を行い、境界標を確認
  4. 隣地所有者・官公庁と立ち会い、境界を確認
  5. 境界確認書を取り交わし、確定測量図を作成
  6. 必要に応じて、登記(地積更正など)を行う

測量せずに、売却する方法

測量の費用・時間が負担の場合は測量せずに、売却する方法もあります。たとえば、「現況有姿」で売却し、境界の確定は買主が行う(買主負担)という、契約や不動産会社による、買取です。

ただし、測量しない場合は売却価格が低くなる可能性や買主が限られる可能性があります。詳しくは、測量せずに売却する方法の項目をご覧ください。

モデルケース:見積もりを比較して、測量した例(イメージ)

Rさんは、古い戸建ての土地を売却する予定でしたが、境界標が一部、見当たりませんでした。不動産会社に相談し、2社の土地家屋調査士に見積もりを、依頼しました。

費用とスケジュールを比較して、依頼先を決め、売却活動と並行して、測量を進めました。買主が見つかった時点で確定測量図が完成しており、スムーズに契約できました。早めの、手配が有利に働いた例です。

さいたま市で売却する場合の視点

さいたま市内には、古くからの住宅地も多く、昔の測量図しか、ない土地や境界標が失われた土地が見られます。官民境界の確認はさいたま市の窓口(道路・河川など)との協議が必要になる場合があります。当社でも、土地家屋調査士との連携でサポートしています。

Checklist

測量費のチェックリスト

売却を進める前に、次の点を確認しておきましょう。

  • 測量図・境界標の有無を確認した
  • 測量の要否を不動産会社に確認した
  • 複数社から見積もりを取った
  • スケジュールに余裕を持たせた
  • 負担者を契約書に明記した
FAQ

測量費に関するよくある質問

Q測量費は誰が負担しますか?
売主負担が一般的ですが、買主との合意で決まります。
Q測量にかかる期間は?
数週間〜数か月です。隣地・官公庁との、調整で変わります。
Q費用はいくらですか?
土地の条件で大きく、異なります。見積もりを、取りましょう。
Q測量しないと、売れませんか?
売れる場合もありますが、条件・価格に影響することがあります。
Q測量は誰に依頼しますか?
土地家屋調査士です。
Q隣地が立ち会ってくれない場合は?
筆界特定制度・調停などの、方法があります。専門家に相談しましょう。
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関連する大辞典の項目

あわせて理解しておきたい、関連項目です。

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