春先に需要が高まる理由
日本では、4月が新年度の始まりで、就職・転勤・入学・進学が集中します。このため、新生活の住まいを、決める、時期は1月〜3月に集中する傾向があります。賃貸の需要が高まるのは、広く、知られていますが、購入の需要(特にファミリー向け)もこの時期に動く傾向があります。
子どもの、入学・転校のタイミングに合わせて、住み替えを、希望する、ファミリー層も多く、春先は買主の動きが、活発になりやすい、といわれています。
売主が準備したいこと
- 売り出しの、1〜2か月前から準備を始める(査定・書類・室内の整理)
- 年末年始を避けて、12月〜1月に媒介契約を結ぶ
- 室内の片付け・清掃・簡単な補修を済ませる
- 写真・間取り図・広告の準備を整える
- 価格の戦略を不動産会社と相談する
売り出しの準備に時間がかかる場合は秋のうちから、動き始めると、安心です。
注意したい点
- 需要が高い時期は売り出し物件も増え、競合が増えやすい
- 引き渡し・引っ越しの時期が集中する(業者の手配が難しい・費用が高くなる場合がある)
- 買主の住宅ローンの審査・手続きに、日数がかかり、4月に間に合わないケースがある
- 春先に間に合わなければ、次の需要期(秋)を待つ、判断もある
売却には、数か月かかるため、「春に売りたい」場合は前年の秋〜冬に動き始めるのが、理想です。
価格設定の工夫
需要期に売り出す場合でも、相場より高すぎる価格では、売れません。周辺の成約事例・売り出し事例を基に適切な価格を設定します。需要が高い時期は反応を見ながら、価格を調整しやすい、メリットもあります。
詳しくは、売却時期の考え方、売却にかかる期間の目安の項目をご覧ください。
春に間に合わなかった場合
- 秋の需要期(9〜10月頃)を狙う
- 価格を見直して、売り出しを、続ける
- 買取を検討する(時期を選ばず、早く、売れる)
- 賃貸に出して、様子を見る(状況によって、判断)
季節にこだわりすぎず、売りたい理由・条件に合わせて、判断しましょう。
モデルケース:年末に準備して、春に売却した例(イメージ)
Aaさんは、春の入学に合わせて、子どもの学区内で住み替えたい、と考えていました。11月に査定を依頼し、12月に媒介契約を結び、1月から売り出しました。
2月・3月の需要期に内覧が増え、3月末に売買契約が成立しました。早めの準備が需要期に間に合った例です。
需要期に売り出すための、見せ方の工夫
需要が高い時期に売り出す場合は他の物件との、差別化が重要です。インターネットで物件を探す人がほとんどのため、写真・間取り図・物件の説明文の質が問い合わせ数を左右します。明るい時間帯に撮影した写真・広く、見える角度・整理された室内が効果的です。
また、内覧の対応も大切です。需要期は内覧希望が集中するため、日程の調整に柔軟に対応できる体制を整えておきましょう。内覧時は室内の明るさ・清潔さ・においに、気を付け、周辺環境(学校・スーパー・駅までの、道のり)の魅力も伝えられるように、準備します。
さらに、買主の住宅ローンの事前審査が済んでいる購入希望者は手続きが、早く進みやすいため、不動産会社に購入希望者の状況も確認してもらうと、スケジュールの見通しが、立てやすくなります。