金利と不動産市場の関係
多くの買主は住宅ローンを利用して、不動産を購入します。金利が低い時期は同じ借入額でも、毎月の返済額が少なく、購入できる物件の予算を引き上げやすくなります。このため、低金利は不動産の需要を下支えする、要因の一つと、いわれます。
逆に金利が上昇する局面では、毎月の返済額が増え、購入を見送る人が増えたり、予算を下げたりする可能性があります。このため、金利の動向は買主の動きに、影響し、売却の価格・期間にも、関わることがあります。
金利の種類と影響
- 変動金利:市場金利の動きに、連動して、見直される。低金利が続くと、買主が選びやすい。金利上昇のリスクを意識する買主も増える
- 固定金利(全期間・期間選択型):一定期間、金利が固定される。市場金利の上昇局面では、固定金利が先に上がる傾向
- フラット35:長期固定の住宅ローン。条件により、金利が変わる
どの金利タイプを選ぶかは、買主の判断ですが、金利全体の水準が需要に影響する点は共通です。
売却時期への影響
- 金利が低い・低下している時期:買主が借りやすく、需要が高まりやすい。売り時になりうる
- 金利が上昇している・上昇が予想される時期:需要が弱まる可能性。早めの売却を検討する判断もある
- 金利が変わらない時期:他の要素(季節・税金・個人事情)を優先して、判断する
ただし、金利が不動産価格に与える影響は物件・エリア・景気など他の要因とあわせて、決まります。単純には、判断できません。
売主が気を付けること
「金利が上がる前に売りたい」と焦って、安く売ってしまうと、かえって、損をする場合があります。また、「金利が下がるまで、待つ」ことで、売却の機会を逃す場合もあります。
- 金利の予測は専門家でも、難しい
- 売却の最優先は売りたい理由・期限・手取り
- 住み替えの場合は新居の住宅ローンの金利・借入額も確認する
- 詳しくは、売却時期の考え方、「もう少し待てば高く売れる」のリスクの項目をご覧ください
住み替えの場合
- 新居のローン金利:売却と同時期に借りるため、金利動向の影響を受ける
- 旧居のローン金利:完済の繰上返済手数料・金利負担を確認する
- 返済計画:金利が上がった場合の返済負担のシミュレーション
詳しくは、住み替えローンの項目をご覧ください。
モデルケース:金利を参考に早めに、売却した例(イメージ)
Ffさんは、住み替えを、検討していました。金利が上がる見通しの、ニュースが続く中、売却と購入の時期を不動産会社・金融機関に相談しました。
金利だけでなく、手取り・新居の予算・ローンの返済計画を総合して、判断し、早めに、売却・購入を進めることにしました。金利を一つの、判断材料として、冷静に検討した例です。