訪問査定の準備が大切な理由
訪問査定は担当者が現地で物件の状態を確認し、売主から情報を聞き取って、査定額を算出する、重要な機会です。準備が十分であれば、査定の精度が高まり、売却の提案も具体的になります。
また、担当者との、最初の対面の場でもあります。会社の対応を見極める機会でもあるため、売主も質問を用意して、臨みましょう。
準備する書類
- 登記事項証明書(登記簿謄本)、または、権利証(登記識別情報)
- 固定資産税・都市計画税の納税通知書(課税明細書)
- 測量図・地積測量図・公図・境界確認書
- 建築確認済証・検査済証・設計図面・間取り図
- 購入時の売買契約書・重要事項説明書
- (マンション)管理規約・管理費・修繕積立金がわかる資料
- リフォーム・修繕の履歴がわかる書類
すべて揃っていなくても、査定は受けられます。わかる範囲で準備しましょう。
物件の整理
訪問査定では、担当者が室内を見て回ります。必ずしも、完璧に片付ける必要はありませんが、次の点を意識すると、印象が良くなります。
- 玄関・水回りを、清掃する
- 室内の物を整理し、部屋の広さが、わかるようにする
- 換気をし、においに、注意する
- 窓・カーテンを開けて、明るくする
- 庭・外まわりの、ごみ・草を整える
- 設備(給湯器・エアコンなど)が動作するか、確認しておく
あまり、飾り立てる必要はありません。普段の状態を清潔に保つ程度で十分です。
情報の整理
- 物件の購入時期・購入価格
- リフォーム・増改築の履歴と時期
- 雨漏り・シロアリ・設備の不具合などの、履歴
- 近隣・周辺環境の特徴(騒音・日当たり・便利な点)
- 越境・境界の状況
- ローンの残債・金融機関
不具合やマイナスの情報も正直に伝えることが大切です。隠すと、後で価格の見直しや、トラブルの原因になります。
質問事項の準備
- 査定額の根拠(使用した、手法・事例)
- 売却の見込み期間と販売戦略
- 仲介手数料・その他の費用
- 売却後の手取りの目安
- 買取の場合の価格・条件
- 媒介契約の種類の提案
質問をメモしておくと、聞き忘れを、防げます。
当日の流れと、立ち会い
訪問査定の当日は担当者が外観・周辺環境・室内・設備・境界などを、確認し、売主からヒアリングを行います。所要時間は30分〜1時間程度が一般的です。
売主は原則として、立ち会います。物件の細かい点(増築部分、リフォーム箇所、不具合の位置など)を直接、説明できると、査定の精度が上がります。空き家や土地の場合は立ち会いなしでの、対応も相談できます。
モデルケース:準備が査定に活きた例(イメージ)
Uさんは、訪問査定の前に購入時の契約書・リフォームの領収書・測量図をファイルにまとめて、おきました。担当者は書類を見て、「リフォームの内容がわかるので、査定に反映できます」と評価しました。
また、Uさんは、雨漏りの、過去の修繕履歴も正直に伝えました。査定書には、その点も記載され、売却時の告知の準備にも、なりました。事前の準備と正直な情報提供が的確な査定につながった例です。