販売活動とは
販売活動とは、媒介契約の締結後、不動産会社が物件の買主を探すために行う一連の活動です。売主にとっては、売却の成否を左右する、重要な、段階です。どのような、媒体でどのように、広告されるかは、会社によって、異なるため、契約前に確認しておきましょう。
主な販売活動
- レインズへの登録:他の不動産会社にも、物件情報を共有する(専任・専属専任は義務)
- ポータルサイトへの掲載:不動産情報サイトに物件情報を掲載する
- 自社サイト・SNSでの紹介
- チラシ・折込・ポスティング(地域限定の広告)
- 店頭・看板での広告(現地看板・店舗)
- 自社の顧客リスト(購入希望者)への、個別紹介
- 他社の不動産会社への、情報提供
近所に知られたくない場合はチラシや看板を使わない方法もあります。契約前に広告の範囲を相談しましょう。
広告のルール
不動産の広告には、宅地建物取引業法・景品表示法・不動産の表示に関する公正競争規約などの、ルールがあります。
- おとり広告の禁止:実際には、存在しない物件や取引できない物件を広告してはいけない
- 誇大広告の禁止:実際より著しく、優良・有利と誤認させる、広告は禁止
- 必要な表示事項:所在地・価格・面積・築年数・交通(徒歩分数)などを、正確に表示する
- 売主の承諾:広告を出す際は売主の承諾を得る(媒介契約の範囲内で)
売主は広告の内容が実際の物件と一致しているかを、確認しましょう。詳しくは、不動産広告のルールの項目をご覧ください。
売主が確認すること
- 広告の内容(価格・面積・写真・説明文)が正確か
- ポータルサイトに掲載されているか(掲載画面を確認する)
- レインズに登録されているか(登録証明書)
- 近所に知られたくない場合の広告の範囲
- 反響(問い合わせ・内覧)の件数と内容
定期的な、報告を受け、販売活動の状況を把握しましょう。
写真・情報の重要性
広告では、写真と物件の説明文が買主の関心を引く、重要な要素です。明るく、鮮明な写真・間取り図・周辺環境の情報が充実していると、反響が増えます。
売主は写真撮影の前に室内を清掃・整理して、明るく、見せる工夫をしましょう。物件の魅力(日当たり・収納・リフォーム履歴・周辺の便利な点)を不動産会社に伝えておくと、広告文に反映してもらえます。
反響が少ない場合の対応
売り出しから、一定期間が経過しても、反響が少ない場合は広告の内容・価格・物件の見せ方を見直します。
- 写真の撮り直し・追加(明るい時間帯、広角、設備の写真など)
- 広告文の見直し(物件の魅力を具体的に伝える)
- 価格の見直し(周辺の競合と比較して)
- 広告媒体の追加(他のポータルサイト・チラシなど)
- 内覧の受け入れ体制の改善(日程の柔軟な対応)
不動産会社とデータ(閲覧数・問い合わせ数)を共有して、改善策を検討しましょう。
モデルケース:広告の見直しで、反響が増えた例(イメージ)
Xさんの戸建ては、売り出しから、1か月経っても、問い合わせが、数件でした。不動産会社と相談し、写真を明るい時間帯に撮り直し、リビングと水回りの写真を増やし、広告文に周辺の便利な点を追加しました。
その結果、ポータルサイトの閲覧数が約2倍になり、問い合わせも、増えました。2週間後に内覧が入り、1か月後に成約しました。広告の質が反響を左右する例です。