不動産会社の選び方

不動産売却の成否は、どの会社に依頼するかで大きく変わります。査定額の高さだけでなく、確認すべきポイントを整理しました。

Check

会社を選ぶ6つのチェックポイント

1

宅地建物取引業の免許があるか

免許番号は、国土交通省や都道府県のサイトで確認できます。免許更新の回数(括弧内の数字)は、営業年数の目安になります。

2

売却したい物件と同じ種類の実績があるか

土地・戸建・マンション・調整区域など、物件の種類によって、必要なノウハウが違います。

3

査定額の根拠を説明してくれるか

金額の理由が明確で、売却後の手取りまで説明できる会社は信頼できます。

4

担当者の対応が誠実か

質問に、わかりやすく答えるか。デメリットも伝えてくれるか。連絡は早いかを見ます。

5

地域に詳しいか

地元の相場、買主の動き、行政手続きの知識があるかを確認します。

6

売却後のフォロー体制があるか

契約不適合責任の相談、税金の相談先など、売却後の連携体制も確認します。

Type

会社のタイプ別の特徴

タイプ

大手の不動産会社

知名度と、広い集客力が強みです。担当者によって、対応の差が出ることがあります。

タイプ

地域密着の不動産会社

地元の事情に詳しく、小回りが利きます。物件の種類によって、得意・不得意があります。

タイプ

買取専門の会社

短期間で現金化でき、手間が少ないのが強みです。価格は仲介より低くなる傾向があります。

ご自身の物件や、売却の目的に合うタイプを選ぶことが重要です。複数のタイプに相談して、比較する方法もあります。

Warning

注意したい会社の特徴

  • 根拠を示さず、極端に高い査定額を提示する
  • 契約を急がせる、他社と比較させないようにする
  • デメリットやリスクの説明が少ない
  • 売却に必要な費用や税金の説明をしない
  • 連絡が遅い、質問に曖昧な答えしかしない
  • 専任契約を強く勧めるのに、販売活動の内容を説明しない

こうした特徴がある会社は、慎重に検討することをおすすめします。

Question

面談で聞いておきたい質問

  1. この査定額の根拠を教えてください。
  2. 売却にかかる費用と、手取りの目安を教えてください。
  3. どのように販売活動を行いますか。報告の頻度はどのくらいですか。
  4. 同じような物件の、取引実績はありますか。
  5. 売れなかった場合は、どのような提案がありますか。
  6. 買取の場合の価格と、仲介との違いを教えてください。
Detail

会社選びを、もう少し具体的に

チェックポイントを、実際の場面に落として考えてみましょう。

不動産会社を選ぶうえで、最初に見るべきは、「その会社が、自分の物件と同じ種類の取引を、どれだけ扱っているか」です。駅近のマンションの売却に強い会社が、市街化調整区域の土地の売却に同じように強いとは限りません。調整区域・農地・再建築不可・相続・共有など、事情のある不動産は、制度や調査の知識が必要になります。

次に見るのは、提案の質です。査定額を伝えるだけでなく、「なぜこの価格なのか」「どう売っていくのか」「売れなかったときはどうするのか」まで説明できる担当者であれば、売却の全体像を理解して動いてくれる可能性が高くなります。

最後は、相性と信頼感です。売却は、数か月にわたって、担当者とやり取りを続ける取引です。質問しやすいか、連絡が早いか、デメリットも正直に伝えてくれるかといった点は、実際に会って話してみないとわかりません。

複数社に会って比較するときのポイント

  • 同じ資料と条件を、すべての会社に伝える
  • 査定額だけでなく、提案書の中身(広告計画・報告の頻度)を比べる
  • 質問への答えが具体的か、曖昧かを見る
  • 契約を急がせないか、検討の時間をくれるかを見る
  • 売却後の手取り、税金、手続きまで説明してくれるかを見る
Case

会社選びで迷ったときの考え方(イメージ)

実際の事例ではなく、考え方を示すためのモデル例です。

たとえば、相続した古い実家の売却で、大手と地域の会社の2社に査定を依頼したとします。大手は、広い範囲に広告を出せる点を、地域の会社は、近隣の事情に詳しい点と、物件の状態から買取の提案もできる点を示したとします。

この場合、「どちらが優れているか」ではなく、「自分の事情(期限・片付け・費用)に合う提案はどちらか」で判断します。時間に余裕があり、できるだけ高く売りたいなら仲介、片付けや手続きの負担を減らしたいなら買取というように、目的から逆算して選ぶと、迷いが減ります。

Checklist

会社を決める前の最終チェックリスト

  • 宅建業の免許番号を確認した
  • 同種の物件の取引実績を聞いた
  • 査定額の根拠が、納得できた
  • 手取りと、費用の見通しを説明してもらった
  • 媒介契約の種類と、期間・報告頻度を確認した
  • 担当者に、質問しやすいと感じた
  • 他社と比較したうえで決めた
Mistake

会社選びでよくある失敗

失敗例

知名度だけで選ぶ

知名度が高くても、担当者や、物件の種類との相性は、別問題です。

失敗例

査定額の高さだけで選ぶ

根拠のない高い金額は、売れ残りの原因になります。

失敗例

担当者の対応を見ない

売却は数か月続く取引です。連絡の早さ・説明の丁寧さは、重要です。

失敗例

契約内容を読まずに、契約する

報酬・期間・解約条件を、必ず確認しましょう。

失敗例

売却後のことを、確認しない

契約不適合責任や、税金の相談先も、確認しておきます。

失敗例

1社しか見ない

比較することで、提案の質の違いが、見えてきます。

Contract

媒介契約を結ぶときに確認したいこと

会社を決めたら、媒介契約を結びます。契約書では、特に次の点を確認しましょう。

  • 契約の種類(一般・専任・専属専任)と、契約期間
  • 仲介手数料の額と、支払の時期
  • レインズへの登録の有無と、時期
  • 売主への報告の頻度と、方法
  • 契約の解除の条件と、違約金の有無
  • 広告の方法と、広告費の負担

疑問点は、契約前に、質問して解消しておきましょう。納得できない場合は、契約を急ぐ必要はありません。

FAQ

このテーマのよくある質問

Q大手と地元の会社、どちらが良いですか?
どちらが良いとは、一概にはいえません。物件の種類や、売却の目的で、向き不向きがあります。複数の会社に相談して、比べるのがおすすめです。
Q一括査定サイトは使うべきですか?
複数社の査定を一度に取れる反面、営業連絡が多くなる場合があります。使う場合は、連絡の方法や、回数を事前に確認してください。
Q担当者と合わない場合、変更できますか?
担当者の変更を申し出ることは可能です。媒介契約の期間中の解約については、契約書の内容を確認します。
Q免許番号はどこで確認できますか?
国土交通省の「宅地建物取引業者検索」などで確認できます。
Qオリオンはどんな会社ですか?
さいたま市大宮区に本社を置く、創業30年以上の不動産会社です。詳しくは会社案内をご覧ください。
Q担当者に、売却の理由を話すべきですか?
差し支えのない範囲で、期限や優先順位を伝えると、最適な提案を受けやすくなります。秘密は厳守されます。
Q契約前に、会社を見学できますか?
事務所を訪問して、相談できます。雰囲気や、対応を確かめる機会にもなります。
Q媒介契約を結ぶとき、注意することは?
契約期間、報酬、報告の頻度、レインズへの登録、契約の解除条件を、書面で確認してください。
Q一度依頼したあと、会社を変えられますか?
契約の種類や期間によりますが、契約満了後や、条件を満たせば変更できます。契約書を確認しましょう。
Q会社の実績は、どう確認しますか?
売却事例や、取り扱い物件の種類を、直接質問します。ホームページの実績も、参考になります。
Q口コミは、参考になりますか?
参考のひとつにはなりますが、個人の体験談であるため、複数の情報を、総合して判断します。
Q地元の会社のほうが、有利ですか?
地域の事情に詳しい点が強みです。ただし、物件の種類との相性も、確認しましょう。

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