会社選びが、重要な理由
不動産売却の結果はどの会社に依頼するかで、大きく変わります。同じ物件でも、会社によって、売却価格・期間・手間が異なります。売却活動の質は会社の販売力と担当者の力量に左右されるためです。
とくに、専任媒介・専属専任媒介を結ぶと、数か月間、1社に売却を任せることになります。後悔しないために慎重に選びましょう。
確認すべきポイント
- 宅地建物取引業の免許(免許番号・更新回数)
- 同種の物件(土地・戸建て・マンション・調整区域など)の取引実績
- 査定額の根拠(取引事例・手法)の説明が明確か
- 売却の提案(販売戦略・期間・価格の見直しの基準)が具体的か
- 販売力(ポータルサイト・自社サイト・紹介ネットワーク)
- 担当者の対応(説明の丁寧さ・誠実さ・連絡の早さ)
- 費用(仲介手数料・その他費用)の説明が明確か
- 売却後のフォロー体制(契約不適合責任・税金の相談)
詳しくは、不動産会社の選び方のページもご覧ください。
会社のタイプ
- 大手の不動産会社:ブランド力・集客力・情報網が強み。担当者による、対応の差が出る場合がある
- 地域密着の不動産会社:地元の事情に詳しく、小回りが、利く。得意な物件・エリアに偏りがある
- 買取専門の会社:短期間で現金化できる。価格は仲介より低い傾向
- 専門性のある会社:調整区域・農地・相続・訳あり物件など特定の分野に強い
物件の種類や売却の目的に合うタイプを選ぶことが重要です。
面談で聞くべき質問
- 査定額の根拠を教えてください
- 同じような物件の売却実績はありますか
- どのように、販売活動を行いますか(広告・ポータルサイト・レインズ)
- 報告はどのくらいの頻度で受けられますか
- 売れなかった場合はどのように、対応しますか
- 費用と手取りの見通しを、教えてください
- 買取の場合の価格と条件を教えてください
質問への、答えの具体性や誠実さから、会社の質が見えてきます。
避けたい会社の特徴
- 根拠のない、高額な査定を提示する
- 契約を急がせる・他社と比較させない
- デメリットやリスクの説明が少ない
- 費用・税金の説明をしない
- 連絡が遅い・質問に曖昧にしか、答えない
- 専任契約を強く、勧めるのに、販売計画を示さない
こうした特徴が見られる場合は慎重に検討しましょう。
比較して決める
2〜3社に査定を依頼し、面談を行い、一覧表で比較すると、判断しやすくなります。比較項目は査定額と根拠・実績・提案内容・担当者の対応・費用です。
迷った場合は「この担当者に任せたいと思えるか」という、直感も大切にしましょう。売却は数か月にわたり、担当者とやり取りを、続ける取引です。
モデルケース:会社選びで、納得できた例(イメージ)
Tさんは、3社に査定を依頼しました。A社は最も高い査定額でしたが、根拠が曖昧でした。B社は中間の査定額で取引事例を詳細に示し、販売計画も具体的でした。C社は最も低い査定額でした。
Tさんは、B社に売却を依頼しました。結果、B社の見込み額に近い価格で約2か月で成約しました。査定額の高さではなく、根拠と提案の質で選んだことが成功につながった例です。