ホームステージングとは
ホームステージング(Home Staging)は売却や賃貸のために住宅を「演出」する手法です。家具・照明・カーテン・植物・小物などを、配置して、購入希望者が「ここで、暮らしたい」とイメージしやすい、空間に整えます。
米国で始まった手法で日本でも、中古住宅の売却で利用が広がっています。専門のホームステージャーがプランを提案し、家具のレンタル・配置を行うサービスがあります。
空室と居住中の違い
- 空室:家具がなく、部屋が広く、見えるが、生活のイメージが湧きにくい。家具を配置することで、使い方が伝わりやすくなる
- 居住中:生活感があり、物が多いと、狭く見える。不要な物を片付け、整理して、すっきり、見せることが重要
空室では、ステージングの効果が大きいとされています。居住中の場合は費用をかけなくても、整理・収納の工夫で印象を改善できます。
演出の具体例
- リビング:ソファ・テーブル・ラグ・照明でくつろぎの空間を演出
- 寝室:ベッド・寝具で広さと、使い方を見せる
- ダイニング:テーブル・椅子で食事の場面をイメージさせる
- 玄関:スリッパ・観葉植物で清潔感を演出
- 水回り:タオル・小物で清潔感を強調
- 照明:明るさ・色味を調整する
派手な演出は避け、万人受けする、シンプルな、スタイルが一般的です。
費用と効果
ホームステージングの費用は部屋数・家具の量・期間によって、異なります。家具レンタルを利用した場合、数万円〜数十万円が一般的な目安です。
効果は物件・市況・立地によって、異なります。空室の物件で内覧が増えた、早期に成約した、という事例もありますが、必ず、効果があるとは、限りません。費用と期待できる効果を比べて、検討しましょう。
費用を抑える工夫
- 自分の家具・小物を活用して、配置を整える
- 不要な物を処分・収納して、部屋をすっきり、見せる
- 照明を明るく、カーテンを開けて、清潔感を演出する
- 写真撮影の時だけ、ステージングを行う(部分的な演出)
- 不動産会社にステージングサービスの有無を確認する
大がかりな演出より清掃・整理・明るさの、確保を優先する方が費用対効果が高い場合が多くあります。
モデルケース:ステージングで内覧が増えた例(イメージ)
Iさんは、空室のマンションを売却していましたが、内覧後の反応がいまひとつでした。「部屋が狭く感じる」「使い方がイメージできない」という感想がありました。
Iさんは、ホームステージングを利用し、リビングと寝室に家具をレンタルしました。広告写真も新しくなり、内覧後の感想が「広く、おしゃれ」に変わりました。約1か月後に成約しました。空室の物件で効果があった例です。