土地を高く売るポイント⑧ 分けて一部を売る
隣地の買い増しとは逆の発想で、広すぎる土地は分筆して一部を売却するのも高く売る方法の一つです。
分筆が効果的なケース
前章で紹介した、隣地の買い増しとは全く逆の話ですが、土地を分けて一部を売るというのも土地を高く売る方法の一つです。土地を分けることを分筆(ブンピツ)と呼びます。筆(フデ)とは土地の単位のことです。
分筆して一部を売却する方法は、例えば土地の広さが150坪程度の中途半端に広い土地の場合には効果的です。一般的に、戸建住宅の敷地となると40〜60坪程度が標準的です。少し立派な家となると、80〜100坪程度の区画割となります。しかしながら、150坪程度だと、広すぎて購入する人がめっきり減るため、単価を安くしないと売却できません。また、150坪程度だと戸建開発用地としても中途半端であるため、戸建分譲業者も敬遠し、やはり購入する業者がめっきり減ります。
そのため、このような中途半端な広さの土地を売る場合、敷地を売りやすい大きさに切って、一部だけ売却するという手があります。残りの土地は引き続き、自分で利用します。この土地の一部を分筆して売却する方法は、大きな家を相続した人が、相続税を支払うために良く行います。個人が購入しやすい40〜60坪程度の土地に切り出すことで、高い単価で売却することが可能です。
分筆売却の注意点
なお、土地を複数個に区画割して分譲するようなことは、やってはいけません。土地を区画割分譲することは、反復継続して不動産を売却することになるため、宅地建物取引業の免許が必要となってしまいます。無免許で区画割分譲を行うことは、宅地建物取引業違反となります。あくまでも、売りにくい大きさの土地を、一部だけ切って売ることに留めるようにしてください。
他のポイントも見る
古家があれば取り壊す
更地が最も売りやすい状態です。古家や物置などは取り壊してから売却しましょう。
値上がり基調のときに売る
値上がり基調のタイミングで売却すれば、土地はより高く売れます。
境界を確定する
売りやすい土地の条件の一つが、境界が確定していることです。
越境の覚書を締結する
境界を確定すると新たに見えてくる「越境」の問題に備えます。
土壌汚染調査をする
買主がリスクを感じやすい土壌汚染の有無を調査しておきます。
過去の利用履歴を明らかにしておく
地中障害物への不安に備え、土地の過去の利用履歴を整理します。
隣地を買い増ししてから売る
隣地を買い増ししてまとめて売却すると高く売れる場合があります。
良い不動産会社を選ぶ
頑張って売却活動をしてくれる不動産会社選びも重要です。