不動産買取のしくみと、選ぶときの注意点

不動産買取は、不動産会社が直接購入する売却方法です。しくみを理解して、納得のいく選択をしましょう。

What

不動産買取とは

不動産買取とは、不動産会社が、売主から直接、不動産を買い取る取引です。買主を探す期間がいらず、売却までのスピードが速いのが特徴です。

買い取った会社は、リフォームや解体、測量などを行い、再販売します。その費用と、利益、在庫リスクを織り込んで、買取価格を決めます。

Merit

買取のメリットとデメリット

メリットデメリット
短期間で現金化できる仲介より、価格が低くなる傾向がある
仲介手数料がかからない買取に対応していない物件もある
広告・内覧が不要で、周囲に知られにくい会社によって、査定額に差がある
現況のまま売れる場合がある売主の都合に合わせた価格交渉が難しいこともある
売却後の責任問題が少ない傾向条件(残置物・測量など)の確認が必要
Price

買取価格が決まるしくみ

買取価格は、次のような流れで算出されるのが一般的です。

  1. 再販売した場合の想定価格(相場)を見積もる
  2. 再販売までにかかる費用(リフォーム・解体・測量・登記・広告)を差し引く
  3. 保有期間中の税金・金利などのコストを差し引く
  4. 事業としての利益とリスクを差し引く

このため、同じ物件でも、会社によって、買取価格が異なります。また、一般に買取価格は、仲介価格の60〜70%前後になることが多いといわれています。

Select

買取会社を選ぶときの注意点

1

宅建業の免許と実績を確認する

免許番号と、買取の実績を確認します。

2

価格の根拠を説明してもらう

なぜその金額なのか、内訳が説明できる会社を選びます。

3

複数社の査定を比べる

1社だけでは、価格が適正か判断できません。

4

条件を書面で確認する

残置物の扱い、境界・測量、引き渡し時期、費用の負担などを、書面で確認します。

5

契約を急がせないか見る

十分な説明と、検討の時間を与えてくれる会社を選びます。

Detail

買取と仲介の違いを、手取りで比べる

買取は、仲介より価格が低くなる傾向があります。しかし、価格だけで比べると、判断を誤ることがあります。売却にかかる総合的な負担、つまり「手取り」と「期間」「手間」で、比べてみましょう。

仲介の場合は、売れるまでの間、固定資産税や管理費、光熱費がかかります。内覧の対応、片付け、必要に応じた測量・修繕の費用も、売主の負担になる場合があります。さらに、成約すれば、仲介手数料も発生します。

買取の場合は、これらの費用や手間の多くが不要になります。売却の時期が早く確定することで、次の生活の計画も立てやすくなります。ただし、買取価格が、相場から大きく離れていないか、複数社の査定で、確認しておくことが大切です。

買取が向いている物件の特徴

  • 調整区域・農地・再建築不可など、一般の買主が付きにくい物件
  • 古い家・家財が残った家など、売却前の準備が負担になる物件
  • 共有・相続など、権利関係を早く整理したい物件
  • 売却の期限が決まっている物件
  • 広告を出さずに、売却したい物件
Case

買取を選ぶ判断の例(イメージ)

たとえば、相続した古い空き家があり、固定資産税と管理の負担が続いている方がいるとします。仲介で売り出すと、片付け・測量・内覧対応が必要で、売れるまでの数か月間、費用と手間がかかり続けます。

この場合、買取の価格が、仲介の想定価格より1〜3割低くても、片付けの費用・手間・期間を考慮すると、手取りの差は小さくなるかもしれません。そして何より、「早く手放せて、管理の負担がなくなる」安心感も、判断材料のひとつです。

Checklist

買取を依頼する前のチェックリスト

  • 仲介の査定も、あわせて取った
  • 買取価格の根拠を、説明してもらった
  • 残置物・測量・境界の扱いを、確認した
  • 手付金・決済日・引き渡し日を、確認した
  • 契約書の内容を、十分に確認した
  • 費用の負担(登記費用など)を、確認した
Mistake

買取でよくある失敗

失敗例

1社だけの査定で、決めてしまう

価格や条件の妥当性が、判断できません。

失敗例

価格だけを見て、条件を確認しない

残置物・測量・費用の負担も、合わせて確認しましょう。

失敗例

契約を急かされて、焦って決める

十分な検討の時間を取れる会社を選びます。

失敗例

口約束を信じる

取り決めは、書面で確認します。

失敗例

仲介の見通しを、考えずに決める

仲介との比較で、判断しましょう。

失敗例

手取りで比較しない

かかる費用・期間を含めて、手取りで比べます。

Flow

買取の契約から決済までの流れ

1

条件のご提示・合意

価格・引き渡し時期・特約を、書面で確認します。

2

売買契約の締結

重要事項の説明を受け、契約を結びます。手付金を受け取る場合もあります。

3

必要書類の準備

権利証・印鑑証明書・身分証などを、用意します。

4

決済・引き渡し

代金の支払いと同時に、登記と、鍵の引き渡しを行います。

FAQ

このテーマのよくある質問

Q買取と仲介、どちらが得ですか?
価格では、仲介が有利になりやすい一方、期間や手間では、買取が有利です。手取りと、期間の両面で比べて選びます。
Q買取価格は交渉できますか?
他社の査定額などを参考に、相談することは可能です。ただし、根拠のない値上げは難しい場合があります。
Qどんな物件でも、買取してもらえますか?
会社によって異なります。他社で断られた物件も、まずはご相談ください。
Q買取代金はいつ受け取れますか?
契約条件によって異なります。ご事情によっては、短期間(最短2日)での対応も相談できます。
Q買取のあとに、追加の費用を請求されませんか?
契約前に、費用の負担を、明確に確認することが大切です。
Q買取後に、追加費用を請求されることはありますか?
契約書に、費用の負担が明記されていれば、通常は、追加の請求はありません。契約前に、書面で確認しましょう。
Q買取は、仲介より、必ず安くなりますか?
一般的には安くなる傾向ですが、物件によっては、仲介と近い価格になる場合もあります。
Q買取の査定は、無料ですか?
オリオンの査定は、無料です。
Q買取を依頼したら、売却が確定しますか?
査定を受けても、売却の義務はありません。価格・条件に納得してから、契約します。
Q買取の契約書で、とくに確認すべき点は?
価格、引き渡し日、残置物の扱い、契約不適合責任の扱い、費用の負担を、確認します。
Q手付金は、もらえますか?
契約内容によります。事前に確認してください。
Q買取の決済は、いつ行いますか?
ご事情に合わせて、調整します。ご希望をお伝えください。

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